【ケンタロウ本】何度戦力外通告されても、何度でも這い上がる。/ツタヤとブックオフ

ブックオフのウルトラセールで、「ケンタロウ鍋」(家の光協会)も買いました。

カバー袖の値札

店では気づかなかったのですが、カバーの袖に値札と手書きの数字がありました。
すぐに値段だとわかりましたが、ブックオフに来るまでのドラマを感じさせます。
 
値札

ツタヤ

書かれた順序としては、
ツタヤ 700 → 560 H25 2/15

¥500

400
だと思われます。

「ツタヤ」はあのTSUTAYAなのか、それとも個人経営の古本屋さんなのかはわかりません。
私は、もともと700円で売っていたのを平成25年2月15日に560円に値下げし、さらに500円に下げ、最終的に400円にしたと推測しました。
それが売れて、買った人はこのメモを消さないままブックオフに持ち込んだかもしれません。
もしくは「ツタヤ」が閉店することになり、ブックオフに一括で引き取ってもらった可能性もあります。

戦力外通告と減給

古本屋さんに売りに出されるのは、本にしてみれば戦力外通告です。
古本屋さんに並んでる大量の本は、「今日こそは」と再契約を待っているのです。
戦力外通告されてもすぐに再契約してもらえる本もあれば、もう何年も待ち続けている本もあります。
ある意味、無言の戦いです。

「ケンタロウ鍋」は、何度も値段が下がっています。
本にしてみれば減給です。
値段と本の価値は必ずしもイコールではありませんが、市場原理に従うしかありません。
何度も減給を言い渡されても静かに待っていたんだと思うと、抱きしめたくなります。

ブックオフの棚には、再契約を待っているケンタロウ本が何冊もありました。
一日も早く再契約できることを願うばかりです。