おいしいものを好きな人と一緒に食べると、もっとおいしくなる。

元気がない時は、好きな人と一緒においしいものを食べるのが一番です。

No Words

パスタメーカー Barilla(バリラ)のプロモーション動画「No Words」が素敵です。

一緒においしいものを食べる

上の動画のポイントは3つです。

①ふと姉のことが気になった
②姉の部屋にパスタを持っていってあげる
③一緒に食べる

姉はもしかしたら親子喧嘩をしてふて寝していたのかもしれません。
弟はそれを知っていたのか、パスタをそっとサイドテーブルに置きます。
「パスタ持って来たよ」とも「食べようよ」とも言いません。
あえて余計なことは言わないのも優しさです。
姉はお皿を手に取り、何も言わずに食べ始めます。
二人は会話もせず、黙々と食べます。
言葉はいりません。
おいしいものがあれば、それで十分なのです。
二人の笑顔で、気持ちが通じ合っていることがよくわかります。

おいしいものと好きな人

私は上の動画を見た瞬間、ケンタロウさんのエッセイを思い出しました。

おいしいものと好きな人
おいしいものを好きな人と一緒に食べると、もっともっとおいしくなる。
なんて、夢見るオトメみたなこと言ってんじゃねーよ、とお思いの方もいらっしゃるかもわかりません。
でも、おれは本当に、好きな人と一緒に食べると、おいしいものはもっともっとおいしくなると思う。
まずいものはどんなに好きな人と一緒に食べても、どんなに大大大仲良しと食べても、絶対においしくはならない。
それどころか、せっかく好きな人と一緒だったら、余計に腹が立ってさらにまずくなるかもしれない。
でも、おいしいものは違う。
そりゃ、一人だけのヒソカナタノシミ、ということだってないことはないけれど、でもおいしいものを好きな人と一緒に食べる喜びは何ものにも代えがたい。
だから、おいしいものを作るのは、大事なことだと思うのだ。
おいしいものはそれだけで、その場を幸せにする力を持っている。
それが好きな人と一緒だったら、あーた、そらもう、何倍もうまくなるに決まっているってもんでしょう。
だから、おれは夢見がちなわけじゃないけれど、おいしいものを好きな人と一緒に食べると、もっともっとおいしくなる、と思うのです。

引用ページ:鶏スープかけご飯|ケンタロウの恋するハッピーメニュー

いっしょにたべるとおいしい

松本仲子さん監修の「おいしくたべる」(朝日新聞出版)にも同じようなことが書かれてあります。

なにをたべるかよりだれとたべるか
だれかといっしょにたべると、自然とたのしい気持ちにならないかな?
遠足で友だちといっしょにたべるお弁当、お花見のときに大勢でたべるごはん、お正月におじいちゃんやおばあちゃんやいとこ、親せきの人たちがそろってみんなでたべる食事…。
いっしょにいてたのしい人たちと、わいわいにぎやかにたべるときって、お皿の上にどんな味のたべものがのっているかよりも、そのときのたのしい気持ちに引っぱられて、いつもと同じたべものが、いつもよりもっとおいしく感じられたりもする。

引用:6章「心が生み出すおいしさ」より


好きな人と一緒においしいものを食べる

元気がない時は、おいしいものを食べよう。
できれば、好きな人と一緒に。