ケンタロウ本「ドーンと元気弁当」には、肉の思いが溢れている。

もう肉の本と言ってもいいです。


肉の存在感

「ドーンと元気弁当」(文化出版局)は、ジャンルでいえば弁当本です。
弁当箱に詰めるおかずや食材が収録されているのですが、肉の圧力はすごいです。
第2章までの14品は、全部肉メニューです。

目次

ドーンと元気弁当 目次

はじめに


 
第3章は魚メニューなのですが、たった3品です。
リード文には、こうあります。

この本のメニューのほとんどは肉料理と、すでにお気づきだろう。
とはいえ、魚が嫌いというわけではない。
ええ、煮魚や焼き魚って、若者世代の弁当のおかずにはあまり向かないと思うからだ。

本人がそう言ってるので、紛れもなく肉の本です。

「肉」は16回

「はじめに」とエッセイ「白いごはんがうまい」には、「肉」が16回出てきます(にく・ニクを含めて)。
本全体ではなく、3ページで16回も出すのですから、肉への思いが溢れまくってます。

弁当本 = おかず本

弁当本だからと言って、弁当にしか使えないおかずがあるというわけではありません。
もちろん、普段のおかず本として使えます。
私は、弁当本とは思っていません。
完全におかず本です。
当たり前ですが、ご飯に合うメニューばかりだからです。
先日のおつまみ本2冊もそうですが、タイトルに引っ張られすぎると、損をします。
「私は弁当を作らないので関係ない」は、もったいないです。