「作ってもすぐに食べない」が新しい。/ケンタロウ本「小林カレー」/翌日の家カレー

「小林カレー」(幻冬舎)の「翌日の家カレー」はある意味、斬新です。

翌日の家カレー

レシピ本なので、材料と作り方が書いてあります。

ルウの箱の裏に書いてある作り方をじっくり読んで完全に忠実に作る

もう一度、メニュー名を見てください。
このメニュー名で全部言ってます。
もはや作り方は必要なく、

作ったその日は食べずに、冷蔵庫に入れて次の日食べる

だけでもいいくらいです。

まさかのケンタロウレシピですが、1周回った感があって、これはこれで潔いです。
敗者復活戦から勝ち上がってきた逞しささえ感じるレシピです。
ほとんどのレシピ本は作ってすぐに食べる前提で書かれてます。
出来上がってもその場では食べないレシピは、ケンタロウ本にもまずないので、ある意味レアです。

「一晩寝かす」は、カレーをよく作る人なら誰しもやったことがあります。
それをわざわざレシピにする必要はありません。
でも、これも「料理なんて気楽にやろうぜ」というケンタロウさんのメッセージなのです。

 

「一晩寝かす」は科学的にも正しい

「一晩寝かしたカレーはおいしい」と言いますが、科学的にも正しいようです。

 

カレーを一晩寝かせると美味しい気がするのは錯覚でないことを味覚センサーが証明!

■二日目のカレーが美味しいのは錯覚?