ケンタロウ本を読むと、ページを切り取りたいくらいに興奮する。

昔、「KENTARO 料理パラダイス②」(主婦の友社)を図書館で借りました。

ページがない

その図書館は家から遠くて、借りて帰ると、また返しに来るのが大変なので、館内で読んでから帰ることにしていました。
間もなく読み終わろうとしていた時、あるページがないことに気づいたのです。
本の「のど」の部分をグッと開くと、カッターで切り取ったような感じでした。

79/80ページです。
79ページがレシピ、80ページがケンタロウさんのデータです。

なんとなく切り取った人はデータページが欲しかったのかなと思いましたが、どうしてもレシピが欲しかったかもしれません。

興奮してしまった

どっちのページが欲しかったのかはわかりませんが、どっちしても切り取ってまでも欲しかったのです。
思いの外、興奮してしまったのです。
もちろん、図書館の本のページを切り取るのはしてはいけない行為です。
切り取った人もそれくらいはわかっているはずです。
「してはいけない」を興奮が上回ったのです。

ケンタロウ本を読むとハイテンションになる

ページを折ったり、書き込んだり、ケンタロウ本には読む人を興奮させる力があるのかもしれません。
もしそうだとしたら、ある意味、麻薬です。
ページをめくるだけで、テンションが高くなる本です。
そういう私も、こうやって毎日ブログを書いているのですから、間違いなく中毒です。
抜け出せそうにありません。

取り寄せましょうか?

その本を返却する時、カウンターにいた係の人に「ここ切り取られていました」と言うと、「他の図書館から取り寄せましょうか」と言ってくれました。
でも、取り寄せてもらったらまた来なくてはいけないので、爽やかに「いえ、結構です」と答えました。

その本は、今では手元にあります。
「いつか買おう」と決めていたのです。
そのページを見るたびに、「どっちのページが欲しかったんだろう」と思い出します。

図書館とケンタロウ本