「ありそうで、ない」ケンタロウさんメニュー/その2/スキレット料理

「Instagram ではこの料理はよく見かけるけど、ケンタロウ本では見ないな」の第2回目です。

第1回目は、ハッセルバックポテトでした。
 


 
今回は、スキレット料理です。

スキレット Skillet

鋳鉄(ちゅうてつ)製フライパンのことで、厚みがあるので火の当たりが柔らかく、保温性も高いのが特徴です。

LODGE

日本では「LODGE(ロッジ)」が有名です。
 

スキレット & カバー | SEASONED CAST IRON(キャストアイアン) | LODGE(ロッジ)|公式ブランドサイト

スキレットやダッチオーヴン、グリルパン等の鋳鉄製品でアメリカNo.1ブランド、LODGE(ロッジ)の公式サイトです。

スキレットでできる料理例

タフなので、アウトドアにも重宝します。

オーブンを使えば、チキンも焼けます。

パンにも大活躍です。

ケンタロウ本にスキレットが出てこない理由

ケンタロウさんは、スキレットを嫌っているわけではありません。
むしろ、好きだと思います。
雑誌「Casa BRUTUS 理想のキッチンの作り方」(マガジンハウス)では、「STAUB ストウブ」のスキレットを紹介しています。
 


 
ケンタロウ本にスキレットが出てこない理由は、以下の2つです。

①現実的ではない
②料理との相性

決してスキレットは非現実的な道具ではありませんが、不特定多数が読むレシピ本の中で使うには、ケンタロウさんのモットーでもある「現実的なもの」にそぐわないのです。
たとえば、鋳鉄特有の手入れが必要だったり、一般的なフライパンと比べて重く、オールマイティーな使い方ができないからです。

ケンタロウさんがよく作る料理との相性も理由の一つです。
たとえば、スキレットでは野菜炒めは不向きです。
もちろん、野菜炒めも作ることはできます。
ただ、火の当たりが柔らかい分、炒めてる間に野菜から水分が出てしまって、ケンタロウさんの好きなパリッシャキッとした仕上がりにならないのです。
感覚としては、ル・クルーゼの鍋で炒め物をするのに似ています。
ル・クルーゼの鍋でも炒め物はできますが、野菜はしなっとした感じになります。
パリッシャキッとした野菜炒めやパラパラなチャーハンを作るには、やっぱり鉄のフライパンの方が向いてます。

Cast Iron

Southern Cast Iron

アメリカには、キャストアイアンの専門誌もあります。
 


 

スキレットで肉を焼く

スキレットでパスタを作る

スキレットでクッキーを焼く

スキレットでブラウニーを焼く

スキレットでパンを焼く